プレスリリースはもう死んでいる(から新しい形を作りたかった)

このブログは、「広報マーケティング Advent Calendar 2017」に参加しています!
(2018年からブログを始めようとしていましたが、これに参加したくて一足早くスタート!)

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わたしの2017年の目標のひとつに、
「新しい形のプレスリリースを作る」というものがありました。

わたしは会社員でPRをやりながら、フリーランスでライターをやっていて、どちらの気持ちも分かった上で
PR「プレスリリースってなかなか読まれないなー」
メディア「プレスリリースって(大量に来るし)全部は読めないなー」
みたいな悩みを抱えていまして、ずっと「新しい形のプレスリリースを作る」ということをしたいと思っていたんですよね。

と言っても、実は新しい形のプレスリリースっていろんな会社が頑張っていて(最後にいくつか紹介しています)去年わたしが一番感動したのが「株式会社レコチョク」が出したこちらのプレスリリース。


プレスリリースの中に全22曲の歌のタイトルが書かれている(AKB48の「ヘビーローテーション」とか)んですが、あまりにも感動して、当時Twitterで騒いでいたら、関係者の人からDMが来ました(笑)その節はありがとうございました!

こんな最高のプレスリリースを作られて、もう本当にくやしくてくやしくて、もう絶対に2017年はこれを超えるプレスリリースを作らないと!と思ってずっと機会を狙っていました。

で、ようやく機会が来たのが、このホラーで「株」を学ぶ!?動くホラー漫画サイト「怖株(こわかぶ)」をリリースの案件。

この制作秘話もTwitterにまとめていたんですが、すごく簡単にまとめると、コンテンツだけではメディアに載らなさそうな懸念があって、それでも面を取るために「新しい形のプレスリリースを作る」ということです。


一応文字ベースで、全文を載せておきます。

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この度はご紹介いただきまして、ありがとうございます。
株式会社闇でPRをしております、大原です。
(上記、佐戸の上長です)

作成秘話ですが、以下私からご共有させていただきますね。長くなってしまいますが、お付き合いいただけると幸いです。

株式会社闇は、ホラー&テクノロジー(弊社では「ホラテク」と呼んでいます)に特化した会社で、ご高覧いただいております通り、ホラーWebサイト作りや、ホラーイベント作りを行なっている会社です。

実はこのプレスリリース誕生の前に、お礼状の存在がございました。
初夏に「サクヤサマ(https://hataraku.com/special/horror/)」というリゾートバイト先で主人公が眼にまつわる呪いにかかるというWebサイトを制作したのですが、その際にご掲載頂いたメディア様に、この主人公のアフターストーリーをお礼状としてお送りさせていただきました。

「APPBANK」さんが丁寧にレビュー下さっています。
http://www.appbank.net/…/iphone-application…/1359424.php

このお礼状が好評いただき喜んで下さったメディアさんが多かったため、次回はまた別の形でと考えており、今回の「怖株(http://orekabu.jp/kowakabu/)」の「呪いのプレスリリース」に繋がるのですが、「怖株」が株と仮想通貨をテーマとしたもので、メディアさんとして(株やマネー系のメディアさんでないと)恐らく扱いにくいであろうという懸念がありまして、それでも面を取ってもらうため、プレスリリース切り口で取り上げてもらうための施策としての制作でした。

今回の「呪いのプレスリリース」は、
・「呪いのプレスリリース」というキャッチーなネーミング
・封筒のインパクト
・喋るプレスリリース(ご紹介いただいている「BuzzFeed」さんは写真のみですが、喋っているところは「Meets Regional」さんのTwitter(https://twitter.com/MeetsRegional/status/929984121668907008)で紹介いただいています)
・メディアさんの目に触れるのが月曜日出社タイミング(「月曜日の朝から…闇め…」みたいな反応を期待して)
という、いくつかの切り口をご用意しておりまして、それぞれのメディアさんがそれぞれの方法で上記の切り口を用いご紹介下さいました。

実制作は上記コメント通り、佐戸が本当に頑張ってくれたのですが、よりリアルさを出すためにひとつひとつ手作りで、この古びた感じはコーヒーを薄めてドライヤーで焦がすことで作っているようです。

ちなみに、いきなりこの外装の封筒を送りつけるのは当然失礼に当たるため、仲良しなメディアさん、洒落が通じるメディアさん、ホラー好きな担当者のいるメディアさんのみにお送りしており、事前に「闇の新案件がございまして、月曜日に呪いのプレスリリースが届くと思いますが、嫌がらせではないのでよろしくご査収くださいませ!」的なハンドリングは行っておりました。

おかげさまで、先日の「PR TIMES」さんの広報セミナーにて「今年一番面白かったプレスリリース」として名前をあげていただいたり、このようにご紹介いただけたりして、良い施策だったんじゃないかな、と手前味噌ながら思っております。

以上が制作秘話となります。何かございましたらお気軽にお知らせくださいませ。

最後に、今後ともみなさまにご興味持っていただけるよう、株式会社闇は面白い(怖い)PR施策を行って参りますので、何卒よろしくお願いいたします。

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おかげさまで、BuzzFeedさんで記事化頂いて(「株式会社闇」とかいう怖い会社から謎の封筒が届いた。)広まり、PR TIMESさんのイベント(【11/29開催!】PR TIMES代表山口拓己氏登壇!プレスリリースの「型」を身につけ、そして破る)では「今年一番面白かったプレスリリース」として紹介されることとなりました。

11月中旬という結構ギリギリなタイミングではありましたが、「新しい形のプレスリリースを作る」は達成できたかな、とひとまず自分の中では満足しています(笑)

と言っても、これって本当にひとつの形なだけであって、もっともっといろんな可能性がプレスリリースにはあると思っています。「呪いのプレスリリース」は、web上では出来ないしね。

ちなみに「呪いのプレスリリース」は成功だとは思っているんですが、プレスリリース大喜利をする世の中になってほしくは本当にないので、PRのみなさまは、良き塩梅でやっていただければと思います。マナーと秩序はちゃんと守ってこ。


上記の通り、去年もツイートしていましたが、なかなか読まれないプレスリリースを読んでもらうためには、広報側が次世代のプレスリリース(新しい形のプレスリリース)を作るしかないと思っています。
(もちろん、その会社が出したってだけで読まれるプレスリリースも中にはあるものの、それは本当にごく一部だし)

ということで、最後に。先人たちが過去に出してきた、新しい形のプレスリリースをいくつかご紹介いたします!

AdGangさんがまとめてくれたまとめがとても良きです。


なつかしい(教科書で見たことのある)プレスリリースもちらほら。個人的に、黒塗りと絵文字が大好きです!これならweb上で出来ますね。

あとは、残念ながら世には出なかったけど、ネコ語のプレスリリース。


このとき、長谷川くんからメッセではねられた〜みたいな連絡が来て、まあこれは無理だろうね〜みたいな話をしていたのですが、株式会社ラフォーレ原宿がPR TIMESで出した、大興奮を表現するためのタイプミスプレスリリース


は掲載出来ていたので(といっても配信後、担当者から「文字化けてないですか?大丈夫ですか?」っていう電話はいったらしいけど)PR TIMESならネコ語のプレスリリースもいけていたのかもしれません(長谷川くんは、ドリームニュースでの配信)
さらっと書いたけど、このリリースも良きですね!

いずれにせよ、プレスリリース配信プラットフォームの担当者に事前に相談して、握っておけば色々出来そうな気はしています。

ということで長々とプレスリリースについて語ってしまいましたが、PRとしてもライターとしても、新しい形のプレスリリースが生まれるのは楽しみです!し、なにか面白いプレスリリースを作ったらぜひ教えてください!メラメラと(勝手に)ライバル認定させていただきたいので!



(ちなみに「呪いのプレスリリース」ですが、目標であった「レコチョク」には全然届いていないです。壁、高すぎない?来年こそは!)

(あと「プレスリリースに死ぬとか生きるとかないから!」とか言われそうですが…ゆるして…キャッチーなタイトルにしたかったの…特に上場企業の広報さんとか…わたしも一部上場企業のバリ堅な広報をやっていたのでお気持ちは分かります…分かるよ…プレスリリースに死ぬとか生きるとかないよね…)



Wishing you all a very Merry Christmas!